下栗の里は飯田市上村の標高800〜1,100mの急斜面に家と畑が張りつく集落で、「日本のチロル」と呼ばれ、「にほんの里100選」にも選ばれています。今も人が畑を耕して暮らす里山で、観光地として整えられた場所ではありません。車で入れますが、道は狭く、全長7m以上の車は進入できません。集落を見下ろす天空の里ビューポイントへは、はんば亭の駐車場から歩いて約20分です。さらに南アルプスエコーラインを約14km上ると、標高1,900mのしらびそ高原に着きます。
下栗の里の基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 場所 | 長野県飯田市上村下栗。標高800〜1,100m。畑の最大傾斜は38度 |
| 車の決まり | 全長7m以上は進入不可。坂道のすれ違いは上りが優先。路肩に停めない。撮影は広い場所に止めて徒歩で |
| 駐車場 | はんば亭の前の駐車場。ビューポイントへはここから歩く |
| ビューポイント | 天空の里ビューポイント(おおぎびら展望台)。はんば亭から徒歩約20分、遊歩道は約800m |
| しらびそ高原 | 下栗から南アルプスエコーラインで約14km。標高1,900m、駐車場100台・無料。矢筈トンネル側からの道は2026年4月24日から通行止め |
| 冬 | 南アルプスエコーライン(大平ゲート〜しらびそ高原〜下栗ゲート)は冬期閉鎖。昨冬は2025年11月25日14時〜2026年4月13日14時 |
| 最寄りIC | 中央道 飯田ICから下栗まで約40km、しらびそ高原まで約1時間15分 |
地図と車で行ける駐車場
- 1矢筈トンネル(三遠南信道)
- 2はんば亭(下栗の里の駐車場)
- 3天空の里ビューポイント
- 4しらびそ高原(天の川・駐車場100台)
飯田IC → 1 → 2(車はここに止めて 3 へ歩く)→ 4(しらびそ高原。矢筈トンネル側からは上れない)
地図を読み込めませんでした。下の「分岐ごとの道順」で道順を確かめてください。
地図の線は飯田ICから矢筈トンネルと国道152号を通って下栗のはんば亭までと、はんば亭からしらびそ高原までの南アルプスエコーラインです。矢筈トンネルから直接しらびそ高原へ上る市道は通行止めなので、しらびそ高原へ行く人も下栗を通ります。
はんば亭の駐車場に止めて歩く
車ははんば亭の前の駐車場に止めます。集落の中の道は狭く、路肩に止めると地元の車やほかの観光客の車が通れなくなります。写真を撮るときも、広い場所に止めてから歩いて移動するのが決まりです。庭先や畑は民有地なので入りません。
狭い坂道の走り方。上りが優先、7m以上は入れない
下栗への道は山間の急斜面を上る狭い坂道です。全長7m以上の車は進入できません。坂道でのすれ違いは原則として上りの車が優先で、道幅が狭くなる場所では対向車を確かめてから進み、譲り合います。スピードを控え、車もバイクもライトを点けて走ります。カーブ付近の路肩には絶対に停車しません。
見どころと歩く時間
天空の里ビューポイントまで歩いて約20分
「日本のチロル」の写真で知られる眺めは、はんば亭の駐車場から山林の遊歩道を約20分歩いた天空の里ビューポイント(おおぎびら展望台)からのものです。遊歩道は全長約800mで、地元の人たちが2009年に作りました。場所によっては狭く危険なところがあるので、足元に気をつけて歩きます。地元ガイド「下栗の里案内人の会」と歩くこともでき、ビューポイントを往復するAコース(約80分、約2km)が3,000円、集落の散策を加えたBコース(約120分、約4.4km)が4,000円です。14日前までに予約します。
しらびそ高原へは下栗経由で約14km
下栗から南アルプスエコーライン(林道御池山線)を約14km上ると、標高1,900mのしらびそ高原に着きます。南アルプスを目の前に、中央アルプスと北アルプスまで見渡せる「アルプス展望台」です。しらびそ高原 天の川はレストランと宿で、駐車場は100台・無料・予約不要、車中泊もできます(19時から夜間は閉鎖)。冬季(12〜3月)は休業で、2026年は4月14日に営業を再開しました。すぐ近くに山岳オートキャンプ場(15サイト、1区画4,400円)があります。
集落とそば畑、霜月祭り
下栗ではそばが作られていて、8月の終わりから9月にかけて白い花が咲きます。旧暦の霜月には遠山郷の各地区で霜月祭り(国の重要無形民俗文化財)があり、下栗には8月15日の例祭で「下栗掛け踊り」が伝わります。下栗から約15km先の便ヶ島と易老渡は、聖岳と光岳の登山口です。
通れる期間と規制
矢筈トンネルからしらびそ高原への市道は通行止め
矢筈トンネルから市道上村1号線を通ってしらびそ高原へ上る道は、法面の崩落で2026年4月24日から全面通行止めです。復旧の見通しは立っていません。しらびそ高原へは迂回の看板に従って下栗の里を経由し、林道御池山線を上ります。しらびそ高原から矢筈トンネル側へ下りることもできません。
冬は南アルプスエコーラインが閉鎖
南アルプスエコーラインの大平ゲート〜しらびそ高原〜下栗ゲート(市道上村1号線の大平8km付近〜林道御池山線しらびそ〜下栗ロッジ上の三俣)は冬期閉鎖になります。昨冬は2025年11月25日14時〜2026年4月13日14時でした。2026-27年の日付はまだ出ていません。しらびそ高原 天の川も12〜3月は休業します。昨年は11月3日にしらびそ高原で初雪があり、早朝は路面が凍ります。
地蔵峠は通り抜けできない。旧道の上飯田線も11月30日まで通行止め
大鹿村と遠山郷の境にある国道152号の地蔵峠付近は、当面の間通り抜けできません。大鹿村側からしらびそ高原へは入れず、迂回は道の駅とよおかマルシェから県道18号・県道59号で約1時間30分です。飯田側からの県道251号上飯田線の旧道(上町〜赤石隧道〜矢筈上)は2026年7月1日〜11月30日の通行止めで、矢筈トンネルを通る道を使います。林道赤石線も一部が通れません。
おすすめの季節と混雑状況
| 時期 | 見どころ |
|---|---|
| 8月末〜9月 | 下栗のそばの花 |
| 10月上旬〜中旬 | しらびそ高原エコーラインの紅葉(白樺)。景色に見とれて対向車との衝突や転落に注意 |
| 10月中旬〜下旬 | 下栗の里の紅葉 |
| 10月下旬〜11月上旬 | 遠山郷全体の紅葉の見頃 |
| 冬 | エコーラインは閉鎖。下栗の集落には雪 |
紅葉の時期も、下栗の道の狭さは変わりません。すれ違いの多い日ほど、上り優先と路肩に止めない決まりを守ります。
行き方と給油
中央道の飯田ICから国道153号を南へ走り、県道251号上飯田線で矢筈トンネル(三遠南信道)を抜けて、国道152号で上村へ向かいます。上村から下栗の里へ上ります。飯田ICから下栗のはんば亭まで約40km、しらびそ高原までは約1時間15分です。給油は飯田の市街地で済ませておくと安心です。カーナビが林道赤石線を案内することがありますが、下栗の里・はんば亭を通る道を走ります。
車がない人は
飯田駅・飯田ICの周辺から下栗やしらびそ高原へ向かう公共交通はなく、飯田駅からタクシーで約1時間15分です。車で回るなら、長野のレンタカーの比較を参考にしてください。
よくある質問
大きな車で行けますか?
全長7m以上の車は進入できません。普通車でも道は狭く、坂道のすれ違いは上りが優先です。
ビューポイントまで車で行けますか?
行けません。はんば亭の駐車場に止めて、山林の遊歩道を約20分歩きます。
しらびそ高原へはどの道で行けますか?
下栗の里を経由して南アルプスエコーライン(林道御池山線)を上る道だけです。矢筈トンネルから市道上村1号線で上る道は2026年4月24日から通行止めで、大鹿村側の地蔵峠も通り抜けできません。
紅葉はいつですか?
下栗の里は10月中旬〜下旬、しらびそ高原のエコーラインは10月上旬〜中旬です。
冬も行けますか?
しらびそ高原への南アルプスエコーラインは冬期閉鎖です(昨冬は11月25日〜4月13日)。しらびそ高原 天の川も12〜3月は休業します。
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出典と確認状況
最終確認: 2026-10-25
出典の一覧(13件)
- 遠山郷観光協会(南信州観光公社):下栗の里(車の注意・ガイド・集落) · 2026-10-25
- Go NAGANO(長野県公式観光サイト):下栗天空の里ビューポイント · 2026-10-25
- Go NAGANO:下栗の里 · 2026-10-25
- 遠山郷観光協会:遠山の紅葉(見頃) · 2026-10-25
- 遠山郷観光協会:遠山郷交通情報 2026/10/14 現在 · 2026-10-25
- 遠山郷観光協会:しらびそ高原への通行について(通行止め) · 2026-10-25
- 飯田市:市道上村1号線通行止のお知らせ · 2026-10-25
- 遠山郷観光協会:しらびそ高原 · 2026-10-25
- 遠山郷観光協会:南アルプスエコーライン冬期通行止め(しらびそ高原) · 2026-10-25
- しらびそ高原 天の川:公式サイト(駐車場・冬季休業) · 2026-10-25
- しらびそ高原 天の川:アクセス · 2026-10-25
- Go NAGANO:しらびそ高原(飯田ICからの距離) · 2026-10-25
- OpenStreetMap(地図と区間の距離。OSRMで計算) · 2026-10-25








