東北自動車道の村田ICか白石ICから蔵王エコーラインを上り、滝見台と駒草平に寄って、刈田峠から蔵王ハイラインでお釜(御釜)の展望台まで走る日帰りのコースです。宮城と山形の県境を越える山の道で、火口湖のお釜と、滝や紅葉を1日で見られます。2026年は11月4日17時から冬期閉鎖の予定で、それまでは毎日17時から翌朝8時まで夜間通行止めです。
基本コースと時間の目安
- 1滝見台
- 2駒草平
- 3刈田峠(蔵王ハイライン入口)
- 4山頂駐車場・お釜の展望台
村田IC → 1 滝見台 → 2 駒草平 → 3 刈田峠 → 4 山頂駐車場・お釜。帰りは来た道を戻るか、坊平高原 → 上山 → 山形蔵王ICへ下りる
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村田ICから山頂駐車場までは約38kmです。村田ICから宮城県側の入口の大鳥居までが約19km・約25分、大鳥居から山頂駐車場までが約19kmの山道です。山道は計算の値では約20分ですが、カーブが続く上り坂で紅葉の時期は渋滞もあるので、1時間は見ておきます。滝見台・駒草平・お釜の滞在を入れると山頂を出るまでで3時間ほど、帰りを入れて4〜5時間です。帰りは来た道を村田ICへ戻るか(約38km)、山形県側へ下りて上山から山形自動車道で戻ります。
| 地図の番号 | 区間・立ち寄り先 | 距離・時間の目安 | 滞在の目安 |
|---|---|---|---|
| S→1 | 村田IC → 大鳥居 → 滝見台 | 約24km(大鳥居まで約19km・約25分) | — |
| 1 | 滝見台 | — | 10〜15分 |
| 1→2 | 滝見台 → すみかわスノーパーク入口 → 賽の磧 → 駒草平 | 約9km | — |
| 2 | 駒草平 | — | 15〜20分 |
| 2→3 | 駒草平 → 刈田峠(蔵王ハイラインの料金所) | 約3km | — |
| 3→4 | 刈田峠 → 蔵王ハイライン → 山頂駐車場 | 2.5km(普通車600円) | — |
| 4 | お釜の展望台・蔵王山頂レストハウス | 駐車場から歩いて3分 | 45〜60分 |
| 4→帰り | 山頂駐車場 → 刈田峠 → 坊平高原 → 上山 → 山形蔵王IC | 約46km(上山の市街まで約31km) | — |
距離は地図のデータで計算した値です。時間は、公式の目安がある区間はその値、ない区間は計算の値で、渋滞や休憩は入っていません。白石ICから大鳥居までも約18km・約25分なので、どちらのICから入っても距離はほぼ同じです。
蔵王エコーラインは宮城県蔵王町と山形県上山市を結ぶ主要地方道白石上山線(県道12号)の、蔵王連峰を越える区間です。通行料はかかりません。宮城県側の入口は遠刈田温泉の先にある大鳥居で、お釜のある山頂付近との標高差は約1,400mあります。お釜へは、エコーラインの最高点の刈田峠から分かれる有料の蔵王ハイライン(2.5km、普通車600円、現金のみ)で上がります。
1日の予定はハイラインの営業時間とエコーラインの夜間通行止めから逆算します。10月中旬から冬期閉鎖までのハイラインは8時から16時までの営業で、16時が最終入場です。エコーラインは17時に賽の磧のゲートが閉まるので、お釜を見てから17時までに山を下ります。
順番に巡る立ち寄り先
滝見台は駐車約10台、柵の外に出ない
滝見台は大鳥居から約5km上った海抜およそ700mの展望台です。不動滝と、その上にかかる地蔵滝(高さ42m)、三段になって澄川に落ちる三階滝(高さ181m、幅7m。日本の滝百選)を1か所から眺められます。駐車は一般車約10台で無料です。大型バスは止められず、積雪のときは見学できません。柵の外に出るのは危険です。
駐車場が小さいので、満車のときに路肩で空きを待つ予定にはしません。帰りに同じ道を戻るなら帰りに寄る、山形側へ抜けるなら今回は省く、と先に決めておきます。10月23日の時点で、滝見台の紅葉は色づき始め、下の不動滝のあたりは色づきでした。
駒草平から不帰の滝を望む

滝見台から約9km上ると、標高1,383mの駒草平に着きます。途中のすみかわスノーパーク入口(標高1,112m)と賽の磧(標高1,246m)は、冬期と夜間にゲートが閉まる場所です。駐車場のある駒草平の展望台からは西に不帰の滝(高さ97.5m、幅14m)と振子滝、東は奥羽山脈を越えて太平洋まで見えます。
高山植物のコマクサの群生地で、見頃は6月中旬から7月です。高山植物を採ることは禁止されています。賽の磧から山頂レストハウスの駐車場までは約7kmです。
蔵王ハイラインは普通車600円、現金のみ

お釜の展望台へは、エコーラインの最高点の刈田峠から分かれる蔵王ハイラインで上がります。宮城交通が運営する有料の山岳道路で、標高1,750mの頂上まで2.5kmです。通行料金は軽・小型・普通自動車が600円、125ccを超える二輪車が450円、マイクロバスが1,500円、大型バスが2,400円で、支払いは現金だけです。125cc以下の二輪車、自転車、歩行者は通れません。
営業時間は7時30分から17時までです。開通日から5月上旬までと、10月中旬から冬期閉鎖日までは8時から16時で、16時が最終入場です。夜間通行止めの期間は16時20分までに出て、16時30分に閉まります。2026年は4月24日に開通し、営業終了日は11月4日16時です。
山頂駐車場からお釜の展望台へ

ハイラインの終点の山頂駐車場は無料で、普通車300台ほど(第1駐車場135台、第2駐車場107台、第3駐車場30台、第4駐車場15台)と大型車20台分があります。第1駐車場は土日祝日の前日17時から翌朝7時30分まで閉鎖です。駐車場から平らな通路を3分歩くとお釜を見下ろす展望台で、車いすでも行けます。隣の宮城県営蔵王山頂レストハウスには、お土産店、軽食、無料休憩所、トイレがあります。営業時間は時期と天候で変わり、冬は休業です。
お釜は刈田岳・熊野岳・五色岳の3つの峰に囲まれた円い火口湖で、日の当たり方で水の色が変わります。想定火口域の馬の背カルデラには当面の間入れず、賽の磧登山道も一部が閉鎖されています。お釜は展望台から眺め、立ち入りが禁止された範囲には入りません。山頂は平地より気温が低く風も強いので、防寒具と歩きやすい靴を用意します。
刈田峠駐車場からは刈田リフトでも上がれる
刈田峠から山形県側へ約1.7km下った刈田峠駐車場(刈田駐車場)には、蔵王ライザワールドが運営する蔵王刈田リフトの乗り場があります。ハイラインを使わずにお釜へ上がる方法で、山形県側から来た人に向いています。営業は9時から16時まで(7月18日〜8月30日は16時30分まで)で、上りの最終乗車は営業終了の45分前、料金は往復1,000円・片道600円です。天候で運休することがあります。2026年は4月25日から営業しています。エコーラインが通行止めのときは、この駐車場にも行けません。
走れる時期と規制
冬期閉鎖は11月4日17時から4月23日まで
2026年の冬期閉鎖は11月4日17時から2027年4月23日11時までの予定です。閉まる区間は宮城県側のすみかわスノーパーク入口のゲートから県境を越えて、山形県側の坊平高原のゲートまでで、蔵王ハイラインも含みます。期間中はお釜の見学も、宮城と山形の間の通り抜けもできません。宮城と山形の間を車で移動するなら、国道113号か山形自動車道を使います。川崎町の青根温泉から峨々温泉を通ってエコーラインへ入る青根蔵王線も、同じ期間は通れません。
2026年の開通は4月24日11時でした。開通の日は宮城県と山形県の発表で毎年決まります。
秋と春は17時から翌朝8時まで夜間通行止め
10月13日から11月4日までは毎日17時から翌朝8時まで夜間通行止めです。閉まるのは山形県側の坊平高原のゲートから、県境、ハイラインの分岐点を経て、宮城県側の賽の磧のゲートまでです。ハイラインは10月13日から11月3日まで16時から翌朝8時まで通れません。春も、開通の日から5月上旬の大型連休明けまで同じ時間帯の夜間通行止めがあります(2026年は5月7日の朝まで)。
夜間通行止めの時間帯はお釜の見学も県境の通り抜けもできません。17時にゲートが閉まるので、それまでに規制区間の外へ出ます。
霧氷や凍結の日は昼間も臨時の通行止めになる
開通している期間でも、悪天候、降雪や積雪、路面の凍結、イベントのときは臨時の通行止めになります。スタッドレスタイヤの車も通れず、当日の朝8時までに蔵王町観光物産協会のサイトで知らされます。2026年10月22日は、山頂付近に霧氷がついたため、エコーラインは12時から、ハイラインは11時から終日通行止めになりました。臨時の通行止めのまま、冬期閉鎖に入ることもあります。
10月上旬から5月上旬は降雪や路面の凍結のおそれがあるので、スタッドレスタイヤかチェーンを用意します。エコーラインの分岐から山形県境までの12.2kmは異常気象時の通行規制区間で、時間雨量30mm、連続雨量150mm、積雪70cm、震度6弱以上の地震で通行止めになります。
噴火警戒レベルは1、馬の背カルデラには入れない
蔵王山には、噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が出ています(2026年10月25日時点)。レベル2になると、想定火口域の馬の背カルデラからおおむね1.2kmの範囲に入れなくなり、レベル3ではお釜の中心からおおむね3.5kmが警戒範囲になります。今はレベル1ですが、馬の背カルデラへの立ち入りは当面の間禁止です。レベルが上がると市町村から緊急速報メールが届きます。出発の前日と当日に気象庁の発表を確かめ、上がっていれば行き先を変えます。
おすすめの季節と混雑状況

紅葉は9月下旬に山頂付近から色づき始め、約2か月かけて標高差1,400mを下り、10月下旬にかけて麓へ下りてきます。2026年は10月23日の時点で、お釜から大黒天付近(標高1,432m以上)は落葉、駒草平は散り初めから落葉、賽の磧は見頃から落葉で、見頃は標高1,100m前後のえぼしリゾートの石子ゲレンデ付近に下りていました。峩々温泉の分岐(標高879m)は色づき、滝見台は色づき始め、大鳥居から遠刈田温泉街はまだ青葉です。10月末からは山頂の紅葉は終わっていて、見られるのは中腹から下です。
春は、4月下旬の開通から5月中旬ごろまで道の両側に雪の壁が残り、開通直後はお釜の湖面が凍っています。6月中旬から7月は駒草平のコマクサが咲きます。
混むのは、大型連休、夏休み、紅葉の時期、冬期閉鎖の直前の、土日祝日の晴れた日です。ハイラインの料金所と、満車になった山頂レストハウスの駐車場を先頭に渋滞します。10月15日の晴れた日は、第1駐車場が満車でも出入りが多く、ハイラインまで渋滞はつながりませんでした。渋滞でハイラインの料金所を16時までに通れないとお釜を見られないので、紅葉の週末は早朝に出て、昼前に山頂に着く予定にします。平地と山の上では気温差が大きいので、季節を問わず上着を1枚持ちます。
山形側から回る・雨や霧の日の回り方
山形市や上山市から入るなら、山形蔵王ICから国道13号で上山へ向かい、県道12号(蔵王エコーライン)で坊平高原、刈田峠駐車場、刈田峠の順に上ります。上山の市街から刈田峠までは約29kmです。仙台から山形側へ回るなら、東北自動車道の村田JCTから山形自動車道に入り、山形蔵王ICで降りて国道13号で上山へ向かいます。刈田峠駐車場から刈田リフトでお釜へ上がれば、ハイラインを使わずに済みます。
雨や霧の日は、出発の前に蔵王町のサイトから国土交通省の御釜ライブカメラを見て、お釜のまわりの様子を確かめます。霧で前が見えにくいときはライトを点け、車間を広く取り、景色を見るために道路の上で止まりません。お釜が見えない日は、待つ時間を先に決めて、過ぎたら切り上げます。山頂付近が霧氷や凍結で臨時の通行止めになった日は、滝見台までの低いところを走るか、遠刈田温泉で過ごす予定に切り替えます。
帰り道と給油
帰り道は2つです。来た道を村田IC・白石ICへ戻ると、山頂駐車場から約38kmです。山形県側へ抜けるなら、刈田峠から坊平高原を通って上山へ下り(約31km)、国道13号で山形蔵王ICへ向かい(約15km)、山形自動車道と東北自動車道で仙台方面へ戻ります(山形蔵王ICから村田ICまで約41km)。どちらにするかはお釜を出る時刻と、夜間通行止めまでの残り時間しだいです。春と秋は17時にゲートが閉まるので、遅くとも16時30分には山頂駐車場を出ます。下り坂ではフットブレーキに頼りすぎず、低いギアでエンジンブレーキを使います。
大鳥居から坊平高原までの山の区間に給油所はありません。山に入る前に燃料の残りを確かめ、宮城県側なら遠刈田温泉までに、山形県側なら上山の市街で給油します。ハイラインは現金払いなので、現金も用意します。
車がない人は仙台でレンタカーを借りる
仙台で借りられる店は仙台駅のレンタカーの比較と仙台空港のレンタカーの比較にまとめています。借りた店に返すなら、山頂から来た道を戻るのがいちばん簡単です。山形県側へ抜けて山形市内の店で返すなら、借りた店と違う店に返す乗り捨てになるので、できるかどうかと料金を予約のときに確かめます。10月上旬から5月上旬に借りるなら、スタッドレスタイヤが付くかも予約のときに確かめます。
お釜を出る時刻は返す時刻から逆算して決めます。たとえば仙台駅で18時に返すなら、山頂から店までを2時間、給油と返却の手続きに30分、余裕に60分を見て、14時30分に山頂駐車場を出ます。満タンで返す契約なら、返す店の近くの給油所を調べておきます。手順はレンタカー返却前のガソリン給油にまとめています。
車を借りないなら、宮城交通の路線バスで白石蔵王駅からお釜へ行けます。2026年4月25日から11月上旬までの土日祝日に1日1往復で、白石蔵王駅9時38分発・蔵王刈田山頂11時11分着、帰りは山頂13時発・白石蔵王駅14時35分着です。運賃は2,100円で、交通系ICカードが使えます。道路の状況で運休することがあります。
よくある質問
全部回るとどれくらいかかりますか?
村田ICから山頂駐車場までは約38kmです。大鳥居までが約25分で、大鳥居から先の山道は1時間ほど見ておきます。滝見台・駒草平・お釜の滞在を入れると帰りまで4〜5時間で、山形県側へ抜けて山形自動車道で村田ICへ戻る周回は約125kmです。
料金はかかりますか?
蔵王エコーラインは無料です。お釜へ上がる蔵王ハイラインは普通車600円で、現金しか使えません。滝見台と山頂駐車場は無料で、刈田リフトは往復1,000円です。
いつまで走れますか?
2026年は11月4日17時から冬期閉鎖で、再開は2027年4月23日11時の予定です。ハイラインの営業終了は11月4日16時です。閉鎖までの間は毎日17時から翌朝8時まで夜間通行止めで、霧氷や凍結の日は昼間も臨時の通行止めになります。
お釜が見えない日はどうすればいいですか?
出発の前に御釜ライブカメラで様子を見て、霧なら待つ時間を先に決めます。山頂付近が通行止めの日は、滝見台までの低いところか遠刈田温泉に予定を切り替えます。
ノーマルタイヤで行けますか?
10月上旬から5月上旬は、スタッドレスタイヤかチェーンが必要です。霧氷や凍結の日は、スタッドレスタイヤでも臨時の通行止めで通れません。
仙台から日帰りできますか?
できます。東北自動車道で村田ICか白石ICへ行き、そこから山頂駐車場まで約38kmです。春と秋はハイラインの最終入場が16時なので、午前中に山に入る予定にします。
あわせて読みたい
出典と確認状況
最終確認: 2026-10-25
出典の一覧(20件)
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- 上山市観光物産協会:蔵王エコーライン夜間通行止め・冬期閉鎖情報(2026年10月8日) · 2026-10-25
- 宮城交通:【蔵王ハイライン】夜間通行止め・営業終了日のお知らせ(2026年10月5日) · 2026-10-25
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